バック・トゥ・ザ・フィフティーズ。太陽の季節

西暦なんていうものにたいした意味はなく、ましてやそれを十年単位でくくって、ゼロ年代とか、テン年代とか、そういう単位があるかのように考えることには、ますますもって意味がない。

日本の現役革命家に外山恒一というひとがいて、その思想はぼくの理解に及ぶところではないけれども、著書はけっこう面白い。『青いムーブメント―まったく新しい80年代史』(彩流社、2008年)という本は、80年代本と銘打ってはいるけれども、著書のなかで、こういう括りは、実は不適当なのだと主張している(なら書名も貫き通せばよいのにね)。本当に重要なのは、70年を中心とする前後十年間(65-75年)、80年を中心とする前後十年間(75-85年)なのだと。根拠はよく覚えていない。にしても、まあ、世代論なんて適当なものさね。

青いムーブメント―まったく新しい80年代史
外山 恒一
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